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蒙古襞とは|目が小さく見える・平行二重が作れない原因と解決策

「目が小さく見える」「平行二重が作れない」「目と目が離れて見える」——こうした悩みの多くに、蒙古襞(もうこひだ)が深く関わっています。蒙古襞は東アジア人に多い解剖学的特徴であり、その存在を知ることが目元の悩みを解決する第一歩です。
名古屋・名駅のベルヴィアクリニック院長、加藤秀輝(形成外科専門医)が、蒙古襞の構造から治療の選択肢まで、専門医の視点で解説します。
蒙古襞とは——目頭を覆う皮膚のひだ
蒙古襞(内眼角贅皮)とは、上まぶたの皮膚が目頭(内眼角)の涙丘を覆うように垂れ下がった皮膚のひだです。東アジア人の約8割に存在するとされており、発生学的には胎児期の組織が退縮しきらないことで残ると考えられています。
単なる皮膚の余りではなく、その下には眼輪筋が複雑に走行し、内眼角靭帯への過剰な緊張をもたらしています。この構造的な緊張こそが、蒙古襞による目元の印象に直結しています。

蒙古襞が引き起こす3つの悩み
① 目が小さく見える
涙丘が蒙古襞に覆われると、実際の目の横幅より短く見えます。目を大きく見せようとアイメイクを重ねても、根本的な形が変わらないため限界があります。
② 目と目が離れて見える(離れ目)
蒙古襞が強いと目頭が内側に見えにくくなり、目と目の距離が実際より広く感じられます。顔の印象がぼんやりしやすい原因のひとつです。
③ 平行型二重が作れない
蒙古襞があると目頭側の二重ラインが引っ張られ、末広型になりやすい。「平行二重にしたいのにできない」という方の多くは、蒙古襞が原因です。埋没法や全切開だけでは解決できないケースも多く、目頭切開との同時施術が有効です。

蒙古襞の強さ——3つのタイプ
蒙古襞の強さは個人差が大きく、一律に「目頭切開が必要」とはなりません。カウンセリングでタイプを確認したうえで治療の要否を判断します。
涙丘がわずかに覆われる程度。二重形成のみで自然な印象に近づけるケースも多い。目頭切開は必須ではないが、より洗練された目元を求める場合に検討する。
涙丘の半分程度が覆われ、目の横幅・印象への影響が明確。平行二重を希望する場合は目頭切開との併施が有効。リドレープ法の適応として最も多いタイプ。
涙丘がほぼ完全に覆われ、目元の印象への影響が大きい。目頭切開による改善効果が最も顕著に出るタイプ。術式・変化量の精密なコントロールが必要。
目頭切開で蒙古襞を改善する——術式の選択
蒙古襞を外科的に改善する方法として、当院ではリドレープ法をメインに、必要に応じてZ法を選択しています。

リドレープ法
内眼角縁に沿った短い切開から皮膚を丁寧に剥離し、ひだ基底部の線維筋組織の緊張を解除したうえで皮膚を自然な位置に再配置する術式。組織を「切除」せず「再配置」するため、切開線が短く傷跡が極めて目立ちにくいのが最大の特徴です。
✔ 傷跡が非常に目立ちにくい
✔ 涙丘の露出量をミリ単位で精緻にコントロール
✔ 軽度から重度まで幅広く対応
△ 術者の経験と審美眼が結果に大きく影響する
Z法(Z形成術)
Z字状に切開し皮弁を立体的に入れ替えることで皮膚の張力を分散させる術式。術式の定型性が高く、中程度の蒙古ひだで安定した結果を得やすいという強みがあります。
✔ 皮弁転位により傷が折れ線状に分散し目立ちにくい
✔ 術式の再現性が高い
△ 内眼角形状の精緻なコントロールはリドレープ法に劣る
「やり過ぎない」ことが最大のリスク管理です。目頭切開は修正が非常に難しく、過剰な開放は取り返しのつかない結果を招きます。変化量は必ず余裕を残してデザインし、傷が目立たない範囲で最大限の改善を目指しています。
症例A|目頭切開(リドレープ法)術後1ヶ月
二重形成との同時施術——平行二重を実現する
蒙古襞が中度以上の場合、目頭切開と二重形成(埋没法または全切開)を同時に行うことで、より理想的な平行二重を実現できます。
目頭切開だけでは目元の縦の変化が中心となり、二重形成だけでは蒙古襞の影響で末広型になりやすい。この2つを組み合わせることで、横幅と二重ラインの両方から目元を整えることができます。
症例B|目頭切開(リドレープ法)+二重全切開

症例C|目頭切開(リドレープ法)+二重全切開
症例D|目頭切開(リドレープ法)術後3ヶ月 完成形
よくある質問
Q. 蒙古襞があっても二重埋没法はできますか?
できます。ただし蒙古襞が中度以上の場合、埋没法だけでは平行型の二重を作ることが難しく、末広型になりやすい傾向があります。平行二重を強く希望される方は、目頭切開との同時施術をカウンセリングでご相談ください。
Q. 目頭切開の傷跡はどれくらい目立ちますか?
リドレープ法は切開線が短く涙丘際にとどまるため、赤みが落ち着いた段階(術後2〜3ヶ月以降)では傷がほぼ見えなくなるケースが大半です。目頭は顔の中心部であるため、当院では傷跡の目立ちにくさを術式選択の最重要基準のひとつとしています。
Q. 目頭切開はやり直しができますか?
非常に難しい施術です。過剰に開放してしまった場合の修正は技術的に困難であり、取り返しのつかない結果になるリスクがあります。当院では「もう少し開けられたかも」と感じる程度の余裕を残してデザインすることを原則としています。
Q. ダウンタイムはどれくらいかかりますか?
抜糸は術後5〜7日前後です。腫れはおおむね1〜2週間で日常生活に支障がない程度まで落ち着きます。傷跡の赤みは1〜2ヶ月残ることが多く、完成形の確認は術後3ヶ月以降です。
Q. 蒙古襞が軽度でも目頭切開を受けた方がよいですか?
必ずしもそうではありません。軽度の場合は二重形成のみで満足できるケースも多くあります。「目頭切開が必要かどうか」はカウンセリングで蒙古襞の程度・希望する変化量・顔全体のバランスを確認したうえで判断しています。手術を勧めることより、その方に本当に必要な選択肢を提案することを優先しています。
料金案内
| 目頭切開(リドレープ法・Z形成術) | ¥220,000(税込) |
| 二重全切開 | 別途料金案内 |
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ベルヴィアクリニック名古屋(名古屋駅徒歩3分)
記事監修医師
BelleViaClinic 院長
加藤 秀輝
日本専門医機構認定
形成外科専門医・指導医
整形外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会 専門医
【他資格・所属学会】
大学医学部を卒業後、形成外科および美容外科の最前線で研鑽を積み、日本専門医機構認定の形成外科専門医を取得。通算20年以上のキャリアの中で、JSAPS専門医をはじめとする複数の専門資格を保有しております。これまで多くの症例に向き合い、技術の研鑽を絶やすことなく続けてまいりました。
専門医としての誇りと責任を胸に、常に「本物の治療」を追求しています。私のポリシーは、単なる一時的な変化ではなく、中長期的に効果が続く質の高い医療を提供することです。患者様お一人おひとりの悩みに真摯に向き合い、最適なデザインと確かな技術をお約束いたします。





