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夏の日焼け・紫外線対策|シミを作らないために名古屋の形成外科専門医が解説

夏は一年で最も紫外線が強い季節です。「日焼け止めを塗っているから大丈夫」と思っていても、正しく使えていなければシミ・くすみ・肌老化が着実に進んでいます。
本コラムでは、形成外科専門医・加藤秀輝が紫外線から肌を守るための正しい知識と、日焼けしてしまった後の対処法を解説します。
「今年こそシミを作りたくない」「去年の日焼けのシミが気になる」という方はぜひ最後までお読みください。
紫外線の種類と肌へのダメージ
紫外線には主に2種類あり、それぞれ肌へのダメージの仕方が異なります。
| 種類 | 特徴 | 肌へのダメージ |
|---|---|---|
| UVA(紫外線A波) | 雲・ガラスを透過。1年中降り注ぐ | 真皮まで届き肌の老化・たるみ・シワを引き起こす |
| UVB(紫外線B波) | 夏に強く、肌表面に作用する | メラニン生成を促進し日焼け・シミ・そばかすの原因になる |
UVAは曇りの日でも車の中でもガラスを透過して届きます。「今日は曇りだから大丈夫」は大きな誤解です。日焼け止めは天気に関わらず毎日塗ることが大切です。
日焼け止めの正しい選び方・塗り方
SPFとPAの意味
- SPF:UVBを防ぐ指標。数字が高いほど効果が持続するが、肌への負担も増す。日常使いはSPF30〜50で十分
- PA:UVAを防ぐ指標。+〜++++で表示。夏の外出にはPA+++以上を選ぶのが望ましい
正しい塗り方・量
- 量が足りていない:日焼け止めは顔全体にパール2粒分が目安。薄く塗ると効果が半減する
- 塗り直しが重要:汗や皮脂で落ちるため、2〜3時間ごとに塗り直す
- 首・デコルテも忘れずに:顔だけでなく首・デコルテ・手の甲も忘れがちなシミの好発部位
- 日傘・帽子との併用:日焼け止めだけでは完璧に防げない。物理的に遮断することが最も効果的
日焼けしてしまった後のケア
日焼けしてしまった場合、その後のケアが肌へのダメージを最小限に抑えるカギです。
当日〜翌日
- 冷たいタオルや保冷剤で肌を冷やす(熱を取る)
- たっぷりの保湿で肌のバリア機能を守る
- 刺激の強いスクラブ・ピーリングは避ける
1週間〜1ヶ月後
- ビタミンC配合の美容液でメラニン抑制
- 炎症が落ち着いたらトラネキサム酸・ハイドロキノンの内服・外用も有効
- この時期に再び日焼けするとシミが定着しやすい
日焼け後の炎症には鎮静ケアが有効
日焼けした肌は炎症状態にあります。この時期に刺激を与えると色素沈着が進みやすくなるため、まず炎症を落ち着かせることが最優先です。当院ではエレクトロポーレーション(メソナJ・ケアシス)による鎮静ケアをお勧めしています。
- メソナJ:電気穿孔法(エレクトロポーレーション)で美白・鎮静成分を肌の深部へ浸透させる。針を使わないため日焼け後の敏感な肌にも対応しやすい
- ケアシス:イオン導入・エレクトロポーレーションで有効成分を効率よく届ける。炎症を抑えながら肌のバリア機能を整える
- どちらもダウンタイムなし・痛みなしで受けられるため、日焼け直後のタイミングから対応可能
日焼け後すぐにレーザーは受けられませんが、メソナJ・ケアシスなら炎症期からアプローチできます。早めのケアで色素沈着を防ぎましょう。
シミになる前に・なってしまったら医療機関へ
セルフケアで防ぎきれなかったシミ・くすみには、医療機関でのレーザー治療が効果的です。当院では以下の2つを主に使用しています。
ルメッカ(Lumecca)— IPL光治療
広範囲のシミ・そばかす・くすみ・赤ら顔を一度にアプローチできる光治療(IPL)です。ダウンタイムが少なく、照射後からメイクが可能なケースが多いため、忙しい方にも人気があります。
- 広範囲のシミ・そばかすを一度に改善
- 肌のトーンアップ・くすみ改善効果も
- ダウンタイムが少なく仕事の合間に受けやすい
- 1回¥19,800〜(3回・5回コースあり)
ルビーフラクショナル — 深いシミ・ADMに
IPLで反応しにくい深いシミ・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)には、メラニンへの吸収率が圧倒的に高い694nmのルビーレーザーが有効です。「他院で取れなかったシミ」にも対応できる可能性があります。
- メラニンへの反応が694nm波長で圧倒的
- 表面のシミから真皮層のADMまで対応
- ダウンタイムは数日程度(砂粒状のかさぶた)
- 頬のみ1回¥33,000〜・全顔1回¥77,000〜
レーザー治療後は紫外線に非常に敏感になるため、施術後の日焼け止めは必須です。夏に治療を受ける場合も、しっかりとしたUVケアを徹底していただきます。
院長より
名古屋の夏は紫外線が非常に強く、屋外での活動が多い方は特に注意が必要です。シミは一度できると消すのに時間とコストがかかります。「予防」が最も費用対効果の高いシミ対策です。とはいえ、すでにシミが気になっている方も諦める必要はありません。日焼け直後の炎症期はメソナJ・ケアシスで鎮静ケアを行い、落ち着いてからルメッカやルビーフラクショナルでシミにアプローチするという段階的なプランが最も効果的です。まずはカウンセリングで肌の状態を確認させてください。
よくあるご質問
Q. 日焼けした直後にレーザーを受けられますか?
日焼け直後は肌が炎症状態にあるためレーザー治療は受けられません。まずはメソナJ・ケアシスで鎮静ケアを行い、日焼けの赤みが完全に引いてから(目安として1〜2ヶ月後)レーザー施術をご検討ください。
Q. 夏でもレーザー治療は受けられますか?
受けられます。ただし施術後の紫外線対策を徹底していただく必要があります。日焼け止め・帽子・日傘の使用を守っていただければ夏でも安全に治療が可能です。
Q. シミとそばかすの違いは何ですか?
そばかすは遺伝的な要因が強く、幼少期から現れる小さな点状のものです。シミは紫外線・加齢・ホルモンバランスなどで後天的にできます。治療のアプローチが異なるため、診察で鑑別することが大切です。
Q. 肝斑と普通のシミの違いは?
肝斑はホルモンバランスの変化が主な原因で、頬骨に沿って左右対称に現れることが多いです。強いレーザーを当てると悪化することがあるため、通常のシミと同じ治療はできません。必ず専門医による診断が必要です。
Q. 美白内服薬は効果がありますか?
トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンEなどの美白内服薬はメラニン生成を抑制する効果があります。レーザー治療との併用でさらに効果が高まります。当院でも処方可能ですのでご相談ください。
記事監修医師
BelleViaClinic 院長
加藤 秀輝
日本専門医機構認定
形成外科専門医・指導医
整形外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会 専門医
【他資格・所属学会】
大学医学部を卒業後、形成外科および美容外科の最前線で研鑽を積み、日本専門医機構認定の形成外科専門医を取得。通算20年以上のキャリアの中で、JSAPS専門医をはじめとする複数の専門資格を保有しております。これまで多くの症例に向き合い、技術の研鑽を絶やすことなく続けてまいりました。
専門医としての誇りと責任を胸に、常に「本物の治療」を追求しています。私のポリシーは、単なる一時的な変化ではなく、中長期的に効果が続く質の高い医療を提供することです。患者様お一人おひとりの悩みに真摯に向き合い、最適なデザインと確かな技術をお約束いたします。