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「眉下切開で上瞼の凹みは治る?」形成外科専門医が解剖学的視点で徹底解説

名古屋駅(名駅)の形成外科専門医による眉下切開の症例解説画像。上眼瞼の凹み(サンケンアイ)が皮膚のたるみによって生じている改善ケースと、脂肪不足により骸骨化(スケルトナイゼーション)のリスクがある悪化ケースを解剖学的に比較。美容皮膚科ベルヴィアクリニックの専門的な診断。

名古屋駅前(名駅)のベルヴィアクリニックで目元の相談を受ける中で、「上瞼が窪んで老けて見える。眉下切開で引き上げれば治りますか?」という質問を非常に多くいただきます。

結論から申し上げます。「多くの方は眉下切開で凹みが改善しますが、特定のタイプの方が安易に受けると、むしろ凹みが悪化して骸骨のような老け顔になるリスクがあります」

なぜ、人気術式の眉下切開が「凹み」に対してこれほどまでに慎重な判断を要するのか。解剖学的視点からその真実を明かします。

1. 眉下切開で凹みが「治る人」のメカニズム

統計的には、眉下切開によって上瞼の凹みが目立たなくなる方の方が多数派です。これには明確な医学的理由があります。

加齢とともに上瞼の皮膚が弛んでくると、視界を確保するために無意識に眉毛をグッと引き上げて目を開けようとします。これを「眉毛の代償的挙上」と呼びます。眉毛が常に高い位置にあると、瞼の組織が上に引っ張られ、その下のボリュームが不足して凹みが強調されてしまいます。

眉下切開で弛んだ皮膚を取り除くと、無理に眉毛を上げる必要がなくなります。

  • 眉毛が本来の低い位置に下がる
  • 上に引っ張られていた組織が下りてくる
  • 結果として、凹みのスペースが自然に埋まる

このように、「皮膚の弛み」が原因で凹んで見えていた方の多くは、眉下切開で劇的な若返り効果を実感されます。

2. 要注意! 眉下切開で凹みが「悪化する人」の特徴

一方で、私がカウンセリングで最も警戒し、時に手術をお断り、あるいは別案を提示するのが「悪化するリスクがある少数派」の方々です。原因が皮膚の弛みではなく、物理的な「脂肪の欠乏」にある場合、眉下切開は逆効果になり得ます。

【解剖学的リスクの正体】 瞼の脂肪が極端に少ない方が皮膚だけを切り取ると、残った皮膚がピンと張り詰め、テントを張ったような状態になります。すると、その内側にある「空洞(凹み)」の輪郭が、張った皮膚の下からより鮮明に浮かび上がってしまうのです。これを「スケルトナイゼーション(骸骨化)」と呼び、術前よりも疲れて老けた印象を与えてしまう、最も避けるべき失敗の一つです。

3. Belle Via Clinicが提案する「失敗しない」複合アプローチ

名古屋の当院では、加藤 秀輝が「その凹みは皮膚を切れば治るものか」をミリ単位で診断します。単一の術式に固執せず、複数の選択肢から最適解を導き出すのが専門医の仕事です。

  • 眉下切開 + 脂肪注入・ヒアルロン酸 皮膚の弛みを取りつつ、物理的に足りないボリュームを補填します。これが最も確実で、若々しい瞼を作る王道のコンビネーションです。
  • 眉下切開 + 眼窩脂肪組み替え 奥に引っ込んでいる眼窩脂肪を解剖学的に適切な位置へ移動させます。異物を入れずに自前の組織で凹みを埋める、技術を要するアプローチです。
  • ROOF(眼輪筋下脂肪)の再配置 瞼の外側が厚く、中央が凹んでいる方の場合、眉下切開と同時に外側のROOFを適切に減量し、その組織を凹み部分へスライドさせることで、より滑らかで自然な目元を再構築できます。この「組織の再配置」こそが、形成外科専門医としての腕の見せ所です。

4. 結論:あなたの目元に最適な術式を見極めるために

「眉下切開」は非常に優れた術式ですが、それはあくまで「正しい診断」があってこその話です。

インターネット上の情報や、安易なカウンセリングだけで決めてしまうのは非常に危険です。特に上瞼の凹みがある場合、切除する皮膚の量、残すべき組織、補填すべきボリュームを解剖学的にミリ単位でシミュレーションしなければ、理想の若返りは手に入りません。

名古屋駅前のベルヴィアクリニックでは、最新の3D肌分析システムも活用しながら、あなたの瞼の状態が「治るタイプ」か「悪化リスクがあるタイプ」かを徹底的に見極めます。

「他院で眉下切開を勧められたけれど不安がある」「自然で若々しい目元を取り戻したい」という方は、ぜひ一度、カウンセリングへお越しください。


費用・注意事項などは以下もご参照ください。


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記事監修医師


加藤 秀輝

BelleViaClinic 院長

加藤 秀輝

プロフィール詳細はこちら


日本専門医機構認定

 形成外科専門医・指導医

 整形外科専門医

日本美容外科学会 (JSAPS) 専門医

日本頭蓋顎顔面外科学会 専門医

日本形成外科学会
 皮膚腫瘍外科分野指導医
 レーザー分野指導医
日本レーザー医学会 レーザー専門医
日本抗加齢医学専門医
国際美容外科学会 (ISAPS) 正会員
米国形成外科学会 (ASPS) 正会員

【他資格・所属学会】

アロマテラピー検定1級・アロマテラピーアドバイザー・アロマテラピーインストラクター / 日本化粧品検定協会 日本化粧品検定 特級 コスメコンシェルジュ

大学医学部を卒業後、形成外科および美容外科の最前線で研鑽を積み、日本専門医機構認定の形成外科専門医を取得。通算20年以上のキャリアの中で、JSAPS専門医をはじめとする複数の専門資格を保有しております。これまで多くの症例に向き合い、技術の研鑽を絶やすことなく続けてまいりました。

専門医としての誇りと責任を胸に、常に「本物の治療」を追求しています。私のポリシーは、単なる一時的な変化ではなく、中長期的に効果が続く質の高い医療を提供することです。患者様お一人おひとりの悩みに真摯に向き合い、最適なデザインと確かな技術をお約束いたします。

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