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「今のニキビ」と「ニキビ跡」は別物!後悔しないための治療選択


「ニキビを治したいので、ルメッカを受けたいです」
カウンセリングでこのようなご相談をいただくことがよくあります。
しかし実は、
「今ある炎症性ニキビ」
「ニキビが治った後のニキビ跡」
では、治療の考え方が大きく異なります。
この2つを混同したまま治療を進めると、
・期待したほど効果が出ない
・炎症が長引いてしまう
といったことも起こり得ます。
最短で美肌を目指すために重要なのは
STEP1:今のニキビを止める
STEP2:ニキビ跡を改善する
という順番です。

1. まず「今あるニキビ」を止めることが最優先

ニキビ治療では、
新しいニキビを作らない状態を作ること
が最初の目標になります。
現在進行形のニキビには主に
・毛穴詰まり
・アクネ菌
・過剰な皮脂
が関与しています。
ニキビは次のような段階で進行します。
コメド(白ニキビ・黒ニキビ)
毛穴が詰まり、皮脂が毛穴の中に溜まった状態です。
赤ニキビ
毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症が起きて赤く腫れた状態です。
黄ニキビ
炎症がさらに進み、膿が溜まった状態です。

このようにニキビは
毛穴詰まり → 菌増殖 → 炎症
という流れで悪化していきます。
そのため、これらをコントロールする治療を優先します。
外用薬・内服薬による基本治療
代表的な治療薬には次のようなものがあります。

ディフェリン・エピデュオ・ベピオゲル
毛穴詰まりを改善する
ニキビ治療の基本薬です。
コメド(白ニキビ・黒ニキビ)の段階から使用することで
新しいニキビの発生を抑えることができます。
ダラシン・アクアチム
アクネ菌を抑制し
炎症を軽減します。
赤ニキビなど炎症が起きているニキビに使用します。
ミノマイシン・ビブラマイシン
炎症が強い場合に内服し
体の内側から炎症を抑えます。
赤ニキビや黄ニキビが多い場合に用いられます。
ケミカルピーリング

ケミカルピーリング
サリチル酸マクロゴールピーリング
などを行うことで
・古い角質の除去
・毛穴詰まりの改善
・ニキビの予防
を目的とした治療を行います。
ピーリングは
コメドの改善や新しいニキビの予防
に特に有効な治療です。
ハイドラジェントル

特殊な水流と3種類のソリューションを使用し、肌への負担をかけずに毛穴の奥まで洗浄します。角質除去と同時に保湿導入も行うため、施術直後から肌の柔らかさを実感いただけます。他の治療のベース作りとしても非常に優秀です。
レーザーフェイシャル

ロングパルスアレキサンドライトレーザーを照射します。アクネ菌に対する殺菌作用だけでなく、熱によって過剰な皮脂分泌を抑制。さらに、メラニンに反応するため、ニキビ跡の赤みや色素沈着の早期改善にも効果を発揮します。
難治性ニキビへの治療
繰り返す頑固なニキビには
POTENZA(ポテンツァ:アクネモード)
で皮脂腺に高周波エネルギーを加え、
皮脂分泌を抑える治療があります。
また、
イソトレチノイン
による内服治療を検討することもあります。
2. ニキビが落ち着いたら「ニキビ跡」の治療
ニキビが落ち着いたあとに残るのが
ニキビ跡です。
ニキビ跡にはいくつかの種類があり、
それぞれ適した治療が異なります。
| ニキビ跡 | 特徴 | 治療 |
|---|---|---|
| 赤み(炎症後紅斑) | ニキビ後の赤い跡 | ルメッカ / メソナJ |
| 色素沈着 | 茶色く残る跡 | ピコトーニング / ゼオスキン |
| クレーター | 凹凸の瘢痕 | ポテンツァ / モフィウス8 / ダーマペン / CO₂フラクショナル/FOTONAフラクショナル |
つまり
ニキビ跡は種類によって治療が変わります。
赤みタイプのニキビ跡
ニキビが治ったあとに赤みが残るのは
炎症による毛細血管の拡張
が原因です。
このタイプには
Lumecca(ルメッカ)
メソナJ
が有効です。
クレータータイプのニキビ跡

皮膚の深い層までダメージが及び、
凹んでしまった
瘢痕(スカー)
には皮膚再生治療を行います。
代表的な治療
- ダーマペン4
- POTENZA
- モフィウス8
- CO₂フラクショナルレーザー
- FOTONAレーザー
フォトナ(Fotona)によるニキビ・ニキビ跡治療:
エルビウムヤグレーザーを用いた先進的な治療です。
肌表面を点状に微細に加工し、深部を加熱することで強力な肌再生を促します。
ニキビ跡の凹凸改善はもちろん、熱による皮脂腺へのアプローチでアクネ菌を殺菌する効果もあるため、「今ある炎症ニキビ」と「ニキビ跡」が混在している方にも非常に適しています。

フォトナ(Fotona)は、エルビウムヤグレーザーなどを用いて
ニキビの原因とニキビ跡の両方にアプローチするレーザー治療です。
皮脂腺に対する熱作用によって皮脂分泌を抑制し、
アクネ菌の増殖を抑えることで炎症ニキビの改善を目指します。
さらに、フラクショナル照射によって真皮のコラーゲン生成を促し、
クレーター状のニキビ跡や肌の凹凸を改善する効果が期待できます。
熱ダメージを抑えながら肌の深部へ作用するため、
- 炎症ニキビ
- ニキビ跡(クレーター)
- 毛穴の開き
- 色素沈着
など、幅広い肌トラブルに対応できるのが特徴です。
フォトナ治療の主な特徴
効果
- 皮脂分泌を抑制しニキビの再発を予防
- クレーター状のニキビ跡の改善
- 赤みや色素沈着の改善
- 毛穴の引き締め
ダウンタイム
施術直後は赤みや熱感が出ることがありますが、
数日〜1週間程度で落ち着くことが多いです。
フラクショナル照射では、細かいかさぶたが数日〜1〜2週間で自然に剥がれます。
施術回数
肌状態にもよりますが、
一般的には 4~6週間おきに3〜6回程度の治療が推奨されます。
主な照射方法
フォトナにはいくつかの照射方法があり、
肌状態に応じて組み合わせて治療を行います。
- ミラーピール
表皮を穏やかに蒸散させ、ターンオーバーを促進する治療 - フラクショナル照射
点状にレーザーを照射し、真皮のコラーゲン再生を促す治療
注意点
副作用としてまれに
- 赤み
- 腫れ
- 毛嚢炎(ニキビ様発疹)
などが生じることがあります。
また施術後は肌が乾燥しやすくなるため、
- 十分な保湿
- 紫外線対策(日焼け止め)
などのアフターケアが重要です。
3. 副作用・ダウンタイムについて
効果が高い治療には
一定の副反応が伴うことがあります。
外用薬(ディフェリンなど)
開始後1〜2週間は
- 乾燥
- ヒリヒリ感
- 赤み
- 皮剥け
が起こることがあります。
これは
レチノイド反応
と呼ばれ、
肌が薬に慣れる過程で起こるものです。
イソトレチノイン
皮脂分泌を強力に抑えるため
- 唇の乾燥
- 皮膚の乾燥
がほぼ必ず起こります。
また
初期増悪(開始直後のニキビ増加)
が起こることがあります。
※妊娠中・妊娠予定の方は服用できません。
ニキビ跡治療のダウンタイム
マイクロニードル治療では
数日〜1週間程度
- 赤み
- ザラつき
が生じることがあります。
まとめ:美肌への最短ルートは「治療の順番」
ニキビ治療の基本ステップは次の通りです。
STEP1:ニキビを止める
新しいニキビを作らない状態にする
(マイナス → ゼロ)
STEP2:ニキビ跡を改善する
IPLやフラクショナル治療で肌質改善
(ゼロ → プラス)
自己判断で遠回りせず、
まずは現在の肌状態を正しく診断することが重要です。
Belle Via Clinicでは
医師が肌状態を診察したうえで
一人ひとりに合わせた治療プラン
をご提案しています。
ニキビやニキビ跡でお悩みの方は
ぜひ一度ご相談ください。
この記事の監修医師
Belle Via Clinic 院長 加藤 秀輝
日本専門医機構認定 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
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