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バスト・アンチエイジング:術式各論

下垂の程度に応じた最適なアプローチ
バストの若返りを目指す「乳房吊り上げ術(マストペクシー)」は、下垂の程度($Regnault$ 分類)やバストのボリューム、皮膚のゆとりによって最適な術式が異なります。ベルヴィアクリニックでは、加藤秀輝(HIDETERU KATO)医師が解剖学的な視点から、傷跡を最小限に抑えつつ最も美しいフォルムを再構築する手法を選択します。
1. 軽度下垂(グレード1):乳輪周囲切開法

乳頭の位置がアンダーバストラインより上、または1cm以内の軽度の下垂に適した方法です。
- 手術の概要: 乳輪の周囲を三日月型、あるいはドーナツ状に皮膚切除し、巾着状に引き寄せながら縫合することで乳頭の位置を上方へ移動させます。
- メリット: 傷跡が乳輪の境界線のみで済むため、非常に目立ちにくいのが特徴です。
- 適応: わずかな「たるみ」を解消し、上向きのハリを蘇らせたい方。
- 手術データ:
- 手術時間:約1時間
- 麻酔:局所麻酔または全身麻酔
- ダウンタイム:3~4日後から日常生活可能
2. 中等度下垂(グレード2):垂直切開法(Vertical法)

乳頭がラインより1~3cm下にある状態に適した手法です。
- 手術の概要: 乳輪の周囲に加え、そこから下に向かって縦方向に皮膚を切除します。余剰皮膚をしっかり除去し、乳腺組織を理想的な位置に固定し直します。
- メリット: 側方の広がりを抑え、ツンと上を向いた立体的なバストラインを作ることができます。
- 傷跡: 乳輪周囲と、その下の縦ラインに残りますが、約1年後にはかなり目立たなくなります。
- 手術データ:
- 手術時間:約1時間(※症例により変動)
- 麻酔:全身麻酔
- ダウンタイム:3~4日後から日常生活可能
3. 重度下垂(グレード3):逆T字切開法

乳頭が3cm以上下にある、または皮膚の余りが非常に顕著な場合に用いられる最も根本的な解決法です。
- 手術の概要: 乳輪周囲、縦ライン、そしてアンダーバストの溝(乳房下溝)に沿って逆T字型に切開します。余分な皮膚と、必要に応じて重みとなっている乳腺・脂肪も適量切除し、内部構造から作り直します。
- メリット: 皮膚の余りを最大限に除去できるため、重力に負けない強固なリフトアップが可能です。
- 傷跡: アンダーバストのラインに傷が残りますが、ブラジャーや水着で完全に隠れる位置です。
- 手術データ:
- 手術時間:約4時間〜
- 麻酔:全身麻酔
- ダウンタイム:3~4日後から日常生活可能
各術式の比較まとめ
| 術式 | 傷跡の場所 | 手術時間 | 特徴 |
| 乳輪周囲切開 | 乳輪の境界 | 約1時間 | 最も傷跡が小さい |
| 垂直切開(Vertical) | 乳輪周囲+縦ライン | 約1時間〜 | 立体的な形を作りやすい |
| 逆T字切開 | 乳輪周囲+縦+乳房下溝 | 約4時間〜 | 重度のたるみを根本解決 |
秀輝先生のこだわり:シリコンバッグとの併用
「皮膚を切り取るだけ」では、授乳後特有のデコルテの削げ(ボリューム不足)が解消しきれない場合があります。その際、ベルヴィアクリニックでは吊り上げ術とシリコンバッグ挿入を併用することを推奨しています。
- 吊り上げ:位置を上に移動させ、皮膚のたるみをタイトにする
- バッグ挿入:失われた内側のボリュームを補い、デコルテに若々しいハリを出す この「位置の改善」と「ボリュームの復元」を同時に行うことで、お顔のフルフェイスリフトのような劇的なアンチエイジング効果が期待できます。