プチ膣縮小(ヒアルロン酸)

約30分

■アレルギーをおこす

ヒアルロン酸は元々人間の体内にある物質ですが、ごく稀にアレルギーを起こすことがございます。異常な赤みや腫れ、熱感等の症状が注入後から、または、数日後から約2週間の間に現れます。頻度は2,000～3,000人に１人といわれています。アレルギーを起こした場合、抗アレルギー剤の内服や点滴（ステロイド）を受けていただくために通院が必要になります。注入したヒアルロン酸は、ヒアルロン酸分解注射で溶かす処置をさせていただきます。

■血流障害を起こす

血管内にヒアルロン酸が注入される、あるいは注入によって粘膜がパンパンに膨らんで緊張が強くなると、組織に血液が行き届かなく血流不全の状態となり、腫れや痛みが増す、皮膚が紫や赤色になる、皮膚の表面の糜爛（皮むけ）が数日以内に生じる可能性があります。そのままにしておくと皮膚が壊死し、萎縮して凹みや赤みを残すことになります。異常を感じた時には、早急に来院して頂くようお願い致します。・血流障害が疑われる場合は、ヒアルロン酸を溶かし（ヒアルロン酸分解注射）など必要な処置を行わせて頂きます。できるだけ早く治療を行うことが大切です。・当院では血管内への注入を防ぐために、注入部位によっては先端が鈍くなった太い針を使用することもございます。

■膨らみ過ぎてしまう

注入後１～２週間はむくみのため、膨らみすぎていると感じるかもしれません。また、ヒアルロン酸が一部かたよっていると、その部分が膨らみすぎてしまいます。まずは２週間程経過をみていただき、それでも気になる場合には、ヒアルロン酸分解注射で溶かすことが可能でございます。

■効果が不十分

ヒアルロン酸を注入する時には、結果を見ながら注入量を調整します。針を刺すことによって多少腫れが起こりますと、注入時に丁度良くても腫れが治まった時にボリュームが足りなくなります。ヒアルロン酸の注入量不足が原因でございます。ご希望の場合は、追加注入をさせていただきます。

■感染する（化膿する）

注入部の熱感・痛み・腫れ・赤みが増し続けたり、その症状が長引く場合には感染が疑われます。感染が起きた場合は、抗生剤の内服処方や点滴をさせて頂きます。注入したヒアルロン酸は、ヒアルロン酸分解注射で溶かす処置をいたします。稀ではありますが、肛門周囲潰瘍になってしまった報告もあり、感染がひどい場合には、切開をして膿を出す必要がございます。

シャワーは当日から可能です。

入浴は７日後から可能です。

すぐに入浴できないのは、入浴することで血行がよくなると出血しやすくなり腫れが悪化してしまいます。腫れが落ち着くまではお控えください。

傷が治る７日目から可能です。